経済特区として栄える深圳。
世界中のモノ、サービスが流れ込み、国際的な大手企業も多数進出しているため、多くの外国人も駐在しています。
そんなこの街に、世界最大の電脳街が存在するということで行ってみました。
ガジェット好きからすると、こういうスポットははずせないのです。
その有名な電脳街があるところは、深圳と香港の境界にある羅湖駅からMTRで5駅目の「华强北」駅という場所です。
近いので香港から日帰りでも行けます。
ここから北へ伸びている「华强(華強)北路」という大通りの両脇に、数え切れないほどの電機屋が入った巨大なビルや露店、デパートなどが立ち並んでいます。
<华强北路の場所>
これは確かに世界最大の電脳街
駅から降りた瞬間から街の熱気が伝わってきます。
※ちなみに、MTRの出入口でたくさんのおばちゃんの客引きがいたんですが、よく分かりませんでした。「ピヤオピヤオ」言ってたんで何かチケットかなと思ったんですが、詳しい方いたら教えてください。
こんな感じのビルがたくさんあり、大きな荷物をもった人が颯爽と歩いています。
パッと見、秋葉原のような感じですが、二次元中心になってしまったアキバと違って、電化製品マーケットとしての規模は遥かにでかいです。
そんで大きな家電量販店がたくさんある訳ではなく、ビルの中にいくつもの商店がぎっしり詰まっている感じです。
それはもう、数え切れないくらい。
ここ周り切ろうと思ったら1日じゃまったく足りないでしょうね。
世の中に存在するありとあらゆるガジェットが売られています。
MTRの駅から出て、通りの東側にあったビルの中はこんな感じです。
GoPro的な何か。
このビデオカメラよく見ますけど本当に4K動画撮れるんでしょうか?
大量のマイク
いろんな種類の監視カメラ
セグウェイっぽい乗り物
これニュースでも取り上げられてましたね。定価4万円くらいで買えるらしいです。
店員が乗って遊んでました。
大量のケーブル
バーチャルリアリティのゲームでしょうか?
やっぱりスマホが人気
ガジェット類で一番大衆に売れる商品といえば、やっぱりスマートフォンです。
ここ深圳の電脳街には、あらゆるメーカーのスマホの新品・中古品が集まっています。
スマホ関連のビルも、通りの東側にあります。
ビルの中は物凄い人の数。
このフロア全てがスマホショップ。
雰囲気はまさにスマホの市場です。
もう、人々がスマホを買う勢いが半端ない。
中国の経済成長も頭打ちなんて言われてから久しいですが、こういう光景を直接見てしまうと圧倒されます。
あと中国では普通商品に値段を貼ってないですが、ここではカウンターに価格表が書いてあったりと比較的分かりやすく売られてました。
修理屋もたくさんあります。
スマホってあんな感じで分解するんだとか分かるんで見てると面白いです。
また、「手机(チョウジー)」っていうのが中国語で携帯電話のことです。
これは量販店のAppleゾーンでのiPhone7の価格。
iPhoneは人気があってどこの国でも高いのです。
iPhone6sとSE。
SEの64GBで約50,000円くらいなんで日本と変わらないですね。
なお、中古品だったらかなり安く、iPhone5とかなら10,000円くらいで売ってます。
スマホゾーンを1時間くらい歩き回りましたが、格安スマホ「紅米」とか、世界最薄といわれている「Vivo」、ASUSの「Zenfone」など、日本では入手困難な中華系スマホがたくさんありましたね。
一瞬、先日紛失したiPhoneSEの代替品をここで調達しようかと思ったんですが、中国語で交渉する自信が無かったので買いはしませんでした。
あと、思ってたほど安くは無いのかなあという感じ。
その他、ガジェット以外にも日用品や衣類、アウトドア用品もたくさん売られていますので、買い物に非常に便利なスポットです。
さて、この华强北路ですが、ざっくり回ってやっぱり半日かかりました。
たぶん秋葉原の10倍以上くらいの規模はあるんじゃないでしょうか?
まさしく現代の世界最大のデジタルマーケットかと思われます。
「息つく暇もなく商品が入荷され、出荷されていく」、市場が物凄い勢いで動いていく様子を見ることができます。
僕なんて世代的に生まれてからずっと不景気なんでこういう光景を見るとわくわくしてしまいます。
中国本土はちょっとって方でも、香港に旅行に行った際に日帰りで深圳まで行き、午前中〜お昼過ぎに前回紹介した「世界の窓」へ行って、午後〜夕方に「华强北」に寄ってくるのは旅行プランとして全然ありだと思います。
MTRも同じ路線です。
BEAMS的なお店かな・・・?
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