トルコの国内移動は基本バスになりますが、その路線網は物凄く、主要都市を網羅していて、移動に困ることはほぼありません。

しかも大きなバスで各種嬉しいサービスもついていて超快適。

アジアやコーカサスと比べると値段はちょっと高くなりますが、そんなトルコのバスサービスをちょこっと紹介します。

なお、トルコのバスはこういったサイトで検索が可能ですが、ネットに出てこない便も結構あったので、現地のオフィスで確認した方が良いように思えます。

 

 

ちなみに僕の場合、

こんな感じで移動しました。

 

ジョージア・バトゥミ

トラブゾン

ギョレメ

パムッカレ

イズミール

チャナッカレ

イスタンブール

 

後半、このルートで進んだ場合にかかった費用や時間を参考までにまとめています。

 

トルコのバスはハイクオリティ

トルコの長距離バスのクオリティは凄いです。

特にマルシュルートカというミニバスが主流の移動手段だった中央アジアやコーカサスから来ると、トルコの大型バスが物凄く先進的なものに見えます。

 

シートが広くて快適

トルコのバスは座席が広く、ゆったりできます。

当然リクライニング付き。

 

特にこの3列シートバスに当たると超良いです。

めっちゃ広いですし、一人旅の場合、左側の一人席に座れば隣の人がいないためとても快適に感じます。

 

パーソナルディスプレイ、充電プラグ、無料Wi-Fi

ディスプレイも標準装備。

 

映画やドラマを見たり、ゲームをすることが可能。

USBケーブルの充電口もついているので助かります。

なお、Wi-Fiがあるかは結構運ですが、トルコ最大手のMetro社という会社のバスは使える率が高かったです。

 

ドリンクやお菓子のサービス

コーヒー、お茶、ジュースも無料。

 

ドライバーの他に添乗員が一名乗っており、ことあるごとにドリンクをサービスしに歩いてきます。

合わせてクッキーなどのスナック菓子ももらえます。

 

極めつけはこれ。

アイスクリーム。

僕がトルコを旅していた時期は夏真っ盛り。

日中は気温が30℃台後半くらいになり、喉が乾き、冷たいものが欲しくなります。

そんなんだから毎日のようにアイスクリームを食べてたんですが、バスでこれが無料でサービスされるとやたら嬉しく感じます。

 

こんな水とお湯のサーバーもついてる。

中国のバスみたいですね。

 

 

あ、トルコのバスは快適なんですが、夜行による長時間移動が多くなるため、強いていえば中国やベトナム、インドにあるような寝台のスリーピングバスがあったらどんなに良いかと思いました。

 

市街地までの無料送迎サービス

トルコの各都市のバスターミナルはだいたい郊外にあり、観光拠点となるポイントから少し離れています。

しかしたいてい、バスターミナルから市街地や観光拠点となる場所までミニバスの無料送迎サービスがあるので、それを利用しましょう。

バスチケットを見せれば、同じバス会社のミニバスへ乗ることができます。

(ただしギョレメだけ注意。下記参照。)

 

 

以下、僕の移動ルートに沿った参考情報のまとめ。

トルコのバスターミナルはオトガル(Otogar)と呼びます。

トルコ人にバスターミナルに行きたいときはこの名前を使いましょう。

 

トラブゾンからギョレメ

<トラブゾンのバスターミナルの場所>

トラブゾンのバスターミナルはダウンタウン中心部よりやや東側に位置しています。

ダウンタウンに滞在している場合、メイデン広場からドルムシュ(ミニバン)がたくさん走っているのでそれに乗ればバスターミナルまですぐです。

 

トルコの大都市のバスターミナルは非常にでかいです。

売店やレストランはもちろん、荷物預かり所やホテルまであることも。

 

中に入るとこんな感じでバス会社のカウンターがたくさん並んでいて、通るとガンガン客引きしてきます。

 

<参考>

トラブゾン → ギョレメまでのバス: 75リラ(約2,344円)

バス会社: Luks Karadeniz

18:00発、翌日6:30ネフシール着

 

バスは3列の快適シートでした。

ギョレメまで行く際、ネフシールのバスターミナルで無料送迎バスに乗り換えます。

なお、僕の場合ネフシールに着いたとたん、例のツアー会社の勧誘に捕まり、おまけにギョレメまでの送迎バスが来なかったという面倒なことになったので、ちょっと注意してください。

 

↑ネフシールのバスターミナルの注意点はこちらの記事参照。

 

ギョレメからパムッカレ

<ギョレメのバスターミナルの場所>

街の中心部にあります。

 

観光地ですが、街の規模自体は小さいのでこんな感じでバス会社のカウンターがいくつか並んでいるような感じです。

 

<参考>

ギョレメ → パムッカレまでのバス: 70リラ(約2,188円)

バス会社: Metro turizm

20:00発、翌日7:00パムッカレ着

 

パムッカレまで行く際、デニズリのバスターミナルで無料送迎バスに乗り換えます。

このときは普通にスムーズに乗り換えできました。

 

パムッカレからイズミール

<パムッカレのバスターミナルの場所>

ギョレメと同じような感じに街の中心部にバス会社のオフィスがいくつか並んでいます。

 

今回は地元の大手のパムッカレツーリズムを利用してみました。

 

便もかなりたくさんあるようです。

 

パムッカレ → イズミールまでのバス: 35リラ(約1,094円)

バス会社: Pamukkale Turizum

13:00発、17:00イズミール着

 

イズミールのバスターミナルから市街地まで無料送迎がありました。

 

 

イズミールからチャナッカレ

<イズミールのバスターミナルの場所>

イズミールのバスターミナルは市街地からちょっと離れています。

 

でも市街地、港付近にあるバス会社のオフィスでチケットを買えばバスターミナルまで無料で送迎してもらえます。

 

<参考>

イズミール → チャナッカレまでのバス: 60リラ(約1,875円)

バス会社: Pamukkale Turizm

7:00発、13:00チャナッカレ着

 

チャナッカレのバスターミナルも市街地から離れていますので、無料送迎バスを利用しました。

 

チャナッカレからイスタンブール

<チャナッカレのバスターミナルの場所>

チャナッカレのバスターミナルも市街地からかなり離れています。

なお、市街地の近くにもう一箇所バスターミナルらしき場所があるのですが、2017年7月現在、工事中でした。

 

でもバスターミナルまで自力で行く必要は当然無く、港付近に並んでいるバス会社のオフィスでチケットを買えば無料送迎してくれます。

特にイスタンブールに向かう場合は、港から一度フェリーに乗って対岸まで行くというルートを取るケースが多いです。

 

<参考>

チャナッカレ → イスタンブールまでのバス: 65リラ(約2,031円)

バス会社: Pamukkale Turizm

8:00発、15:00イスタンブール着

 

フェリーを使う場合、バスチケットを持ってそのままフェリーに乗船します。

 

イスタンブール行きのバスは事前にフェリーの中に乗り込んでますので、そこで荷物を預けます。

フェリー航行中はバスの中に座っている必要はありません。

つかの間のダーダネルス海峡の横断体験ができてなかなか楽しいです。

 

フェリーには売店なんかもありましたが、かなり高かったです。

 

このルートでイスタンブールまで向かうと途中で巨大なヒマワリ畑を通過します。

僕のときは運良くそこで休憩だったので、こんな素晴らしい景色を見ることができました。

 

<イスタンブールのバスターミナルの場所>

イスタンブールにはいくつかバスターミナルがあるのですが、だいたいEsenlerというヨーロッパ側、市街地から少し西に行ったところにあるところが使用されます。

バスチケットを買う前に、どこのターミナルに着くかは確認しときましょう。

また、イスタンブールでは、市街地までの無料送迎はあるものの、観光の中心であるブルーモスクがあるエリア、スルタンアフメト(Sultan Ahmet)まで行く場合、途中からトラムやメトロへ乗り換える必要があることが多いので注意してください。

まあ、ここのバスターミナルにはメトロが併設しているので、それに乗っちゃうのが早いかもしれません。

 

 

また、気付いたかもしれませんが、僕は途中からずっとPamukkale Turizumというバス会社を利用していました。

体感ではサービス、接客が良かったです。

個人的お気に入り。

一方トルコ最大手のバス会社はMetoro社らしい。

路線網も多く、安定していますが、サービスレベルは役所っぽい感じがします。