ジミーと行くバンコクラウンドツアー第3弾です。

本日は居候させてもらったジミーの家を後にし、1泊2日でバンコクから西方面へ向かい、翌日そのままバンコク市内まで送ってもらうことにしました。

 

ジミーとおじいちゃん

 

お祖父さんはもう85歳になるほど高齢ですが、とても元気で毎朝ウィスキーを飲んでいます。

元軍人で、口調もハッキリとしており、英語も堪能です。

この日は朝から僕らにコーヒーを買ってきてくれたりしました。

 

また、ジミーの両親は少し離れた高級住宅エリアに住んでおり、ジミーも、もともとは離婚した奥さんと娘とバンコク市内に住んでいたのですが、現在はお祖父さんのお世話をしながら2 人で住んでいます。

2歳の娘さんとは今も毎日スカイプで連絡をとっており、ちょっと会話させてもらったりしました。

 

ジミーは毎晩、お祖父さまに薬をあげたり、料理をつくったり、丁寧に介護をしています。

家族を大切にするという、人間にとって基本的でとても大切なことを思い出させてもらった気がします。

 

ちなみにこのジミー宅は、建て直そうか迷っているほど古い家。

水が詰まったり、ネズミやGが出たりと、最初は大変でしたが、最終的には慣れ親しんで居心地良く居座らせてもらいました。

僕が昔遊びに行ってたばーちゃん・じーちゃん家みたいでしたね。

 

 

鉄道マーケット

この日は朝早く出発し、前からちょっと行ってみたいと思っていたメークロン市場へ。

普通に動いている鉄道の線路の上にマーケットがあることで有名なスポットです。

 

メークロン市場の場所

 

メークロン駅のホーム

 

到着したのは12:00過ぎ。

タイムテーブルを見ると、日中に列車が来るのは11:00と14:30とのこと。

少し時間をはずしてしまったので、周辺をうろついてみます。

 

 

しょうもない写真を撮ったりして時間をつぶします。

店のおっちゃんがいい顔してます。

 

アイスコーヒー: 20バーツ(約65円)

 

タイでジュース買うと必ずこの手提げ袋に入れてくれますが、安全でとても便利です。

日本にも導入して欲しいです。

 

ここが鉄道マーケットです。

普通に線路上にガンガン野菜や果物、肉などを出して売っています。

そして現地の人も普通に買い物してますので、邪魔にならないようスキを見て写真を撮ったりします。

 

小さい女の子も店番をしていました。

 

そしてこのメークロン市場の見どころは、まさに列車が来たときです。

列車が近づいてきたことを知らせるアナウンスが流れると、みんな一斉にお店を折り畳んで線路脇へ避難し始めます。

(このしまい方は結構雑です。笑)

この独特の光景から「折り畳み市場」ともいわれてるらしいです。

 

列車が来ました!

 

バンコク市内からのツアー客などは、この時間に合わせてやって来るようです。

列車はとてもゆっくりと近づいてきます。

そして脇に寄せられた商品の上スレスレを普通に列車が通過していきます。

そして通過し終えるとまたお店や商品を元の位置に戻します。

かなりシュールな光景です。

雰囲気は動画の方をご参照ください。

 

メークロン駅

 

停車中は乗客じゃなくても列車の中に入ることができます。

車両は昔の中央線を思い出しますね。

 

戦場にかける橋のカンチャナブリ

ここから更に西へ向かい、ミャンマー近くのカンチャナブリ県へ向かいます。

ここは、太平洋戦争中、日本軍がビルマへ続く「クウェー川鉄道」を敷設し、その鉄橋が今でも残っていることで有名です。

自然も綺麗なところで、タイ人にも観光で人気らしいです。

 

カンチャナブリの場所

 

夕方暗くなる前くらいに到着しましたが、調べていた宿がどこもいっぱい。

12月の3連休だったのでたくさんのタイ人が旅行で来ているようです。

何軒か回って、満室だった宿のオーナーから紹介してもらった系列のホステルへ行ってみました。

 

Warm Well Hostelという宿

 

ファミリー用のドミトリーをシェアして1泊1人400バーツ(約1,300円)、朝食付きでした。

とても綺麗なホステルです。

 

その後、「クウェー川鉄橋」近くに行ってみるも、暗くなってきてしまったので、鉄橋は明日見ることにして辺りをうろついてみます。

この日は、お祭りをやっていたようなのでとても混雑していました。

たくさんの屋台が出ていて、騒がしい方向へ進んでみると・・・

 

何かとてつもない規模のお祭りでした。

タイには何回か来ていますが、バンコクやチェンマイでもこんな巨大なお祭り見たことないです。

 

BBQやヌードル系の屋台をはじめ、おもちゃ、洋服、アクセサリー、モデルガンまで、ありとあらゆるものが売られています。

トヨタやホンダなど日本の自動車メーカーがプロモーションで出展してくじ引き大会をしていたり、子供用の小さい観覧車やゴーカートが設置され、即席遊園地のようになっていました。

おそらく普段普通の公園みたいになっている広大な敷地に、500くらいの数のお店があったんじゃないでしょうか。

 

『深夜特急』で沢木さんが香港の廟街の屋台に興奮したと書いてましたが、あの記述に近い感動を覚えました。

一晩じゃ回りきれない規模です。

しかも時間が遅くなるにつれてどんどん人が増えてくる。

カンチャナブリは小さな街なんですが、一体どこからそんな人がやって来るのか・・・

 

しかも外国人観光客はほとんどおらず、99%がタイ人です。

外国人ツーリストを意識したものじゃなく、正真正銘、現地の人が楽しむお祭り。

こんな面白い場所は久しぶりです。

ビデオカメラをホステルに置いてきてしまったのが悔やまれます。

 

このでかい串とかは1本30バーツ(約98円)

 

英語はあんまり通じないので僕も片言のタイ語でやりとりしてみます。

 

タオライ?(いくらですか?)

30バーツだよ!(サームスィップバーツ)

 

簡単ですが、現地語で意思疎通できたときが一番旅の面白みを感じます。

みんな英語ばかりに気を使いますが、僕個人としては、超単純な単語でいいので「いかに現地の言葉を覚えて使えるか」が重要だと考えています。

 

その辺のヌードル屋で飯を食います。

 

ジミーは何故か僕らと一緒のときは外国人のふりをして英語だけで会話しようとし、タイ人がどういう反応をするのか観察します。笑

でもすぐばれてました。

 

旧日本軍が使っていた鉄道車両がメンテされ残っています。

これが普通に線路を走ってきたときは格好良すぎて興奮しました。

中にも入れますが、薪を焚いてエンジンをまわしていて感動します。

周りのタイ人の方々も記念写真を撮りまくってました。

 

メモリアル

 

戦争の評価とかは別にし、歴史的・文化的価値があるものを保存して残してくれているのは感謝します。

 

〜翌朝〜

 

再度クウェー川鉄橋に行ってみます。

 

これです!

映画「戦場にかける橋」のモデルにもなった鉄橋。

タイでは有名な観光スポットになっており、いつも観光客で賑わっています。

 

線路の上を普通に歩けます。

スタンド・バイミーごっこもできます。

 

入口付近には鉄道博物館があり、メモリアルが残されています。

 

 

メークロンの「鉄道マーケット」とカンチャナブリの「戦場にかける橋」。

鉄道好きにはたまらない観光スポットです。

 

そして、4日間車を運転していろいろな場所へ連れて行ってくれたジミーに本当に感謝。

またタイに来る際には必ず彼に連絡する約束をしてバンコクの市内中心部へ戻ります。

 

もともと、いろんな国に現地の友達をつくりたいという旅の目標があったので、僕の大好きなタイでまずそれが叶って超良かったです。