アフリカといえば怖いのは何と言っても病気。

特にマラリアです。

僕は旅の序盤、タイでひととおり予防接種を受けてますが、マラリアばかりは現地で薬を服用するしか予防はできないとのこと。

で、しかもこのマラリアの薬、アフリカ以外だとなかなか入手しづらかったりやけに高かったりします。

 

僕はアフリカ本土へ行く前に、マダガスカルで購入してみましたのでそのときの情報を紹介します。

 

 

まずはマラリアの基本情報。

 

流行地域

厚生労働省のページが参考になります。

さすがアフリカが流行のメイン地帯になっていますね。

でもきちんと治療すれば治るので、現地だと、ヤバめのインフルエンザくらいに思っている人も多いです。

 

感染経路

病原体を持っている蚊に刺されることで感染します。

エチオピア、ケニアなど標高が高く涼しい地域にはあまりいませんでしたが、海に近い熱帯地域になると蚊の数がぐっと増えるので注意してください。

 

症状

1〜4週間ほどの潜伏期間の後、発熱、寒気、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛など。

治療が遅れると、普通に死にます。

過去にはマラリアで命を落としてしまったバックパッカーが何人もおりますので、最新の注意が必要です。

 

ということで、アフリカ行くならマラリア対策は必須です。

 

主な対策

肌の露出を控える

長そで・長スボンは持って行きましょう。

そんで蚊は夜間に活動するので、眠る時には必ずモスキートネットを。

アフリカの宿のベッドには、たいてい蚊帳がついていますが、部屋を選ぶ際に事前によく見ておきましょう。

 

虫除けスプレー

これは現地で買いましょう。

そして現地の虫には、現地で売ってるスプレーのが効果があります。

 

予防薬・治療薬

そして直接的には薬が有効です。

今回は僕が入手した予防薬と治療薬をご紹介しておきます。

 

予防薬

まずは予防薬。

世界的に有名なのはマラロンドキシサイクリンという薬。

当初マラロンの方を検討していましたが、高価でアフリカだと入手しづらいです。

で、マダガスカルで見つけられたのはもう1つのドキシサイクリンの方。

 

世界的には一般的によく売られていますが、日本だと手に入りづらいとか。

流行地域に入る前の1週間から2日前〜脱した後4週間まで毎日服用が必要。

価格は安いですが、

  • 日焼けしやすくなる
  • 気持ち悪くなくなる
  • 悪夢を見る

などの怖い副作用が報告されており、評判がよくないです。

 

治療薬

感染が疑われる症状が出たら飲む治療薬。

これはアフリカで買うならコアルテムが良いです。

アフリカで最も使用されているらしく、WHOが公式に推奨している薬。

 

マラリアの症状が出てから、24時間以内に4錠、8時間後に4錠、2日目、3日目に1日2回4錠ずつ服用。

正しく使えば、ほぼ確実に治療効果が出るとされています。

 

 

ということで、現地で入手する場合、主にこの2つが選択肢に入ってくると思われます。

(ただし、マラリアの種類に応じ、予防薬のドキシサイクリンなんかは国よっていろんなものがありますが。)

結論をいうと、アフリカを旅する場合、最低限、治療薬のコアルテムだけは必ず用意しておきましょう。

おそらく、これがあるのと無いのでは感染時に死ぬ確率がだいぶ違います。

そして購入する場合には、改めて薬剤師に服用手順を確実に確認しておいてください。

 

また、検査キットなんかも販売されているので、不安な方はそちらも用意しておくといいかもしれません。

 

マダガスカルで購入できた場所

アフリカ縦断する旅人の場合、起点となるエチオピアか南アフリカで購入するケースが多いかと思われます。

僕は本土上陸前のマダガスカルとエチオピアでそれぞれ薬局を探してみました。

 

マダガスカル

アンタナナリボには薬局が多数あり、ドキシサイクリンもコアルテムも普通に売られていました。

ただし医者の処方が無いと売ってくれないところも多いです。

僕が購入した独立広場大通り近くの薬局では、処方箋無しでそのまま売ってくれました。

 

左上のピンの辺りの薬局ですね。

ドキシサイクリンとコアルテム1箱ずつで合計24,500アリアリ(約828円)でした。

 

エチオピア

エチオピアから合流した友人がいたため、改めて一緒に探しに行きました。

アディスアベバにも薬局は多数ありますが、何軒か当たってみたところあまり売られていませんでした。

 

いろいろ歩いてみて見つけたのがここ。

中心部やや南エリア、サッカースタジアムから大通りを挟んで反対側。

 

こんなお店。

コアルテム1箱で200ブル(約800円)。

 

参考にしてみてください。