マカオへ日帰り観光に来ています。

日中は市内をブラブラして世界遺産の街並みを見たりカフェに入って休憩したりしつつ、夕方からカジノに潜入してみました。

 

マカオには大きなところから小規模なところまで多くのカジノがあります。

だいたいはホテルに併設されています。

 

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現在のマカオのランドマーク的な「グランドリスボアカジノ」。

ネオンが凄いです。

入口付近にはたむろっている若者や客引きがたくさんいます。

 

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こっちはグランドリスボアの向かい側にある、昔からある老舗の「リスボアカジノ」。

僕は深夜特急的に自分の旅の運を占うためにリスボアの方へ入りました。

勝てればきっとこの旅はいいものになるはず。

勝たなきゃ誰かの養分・・・!

 

 

カジノの雰囲気

カジノによりますが、リスボアカジノはギラギラした感じではなく、落ち着いていて、庶民的な雰囲気です。

中は撮影禁止なんで写真は無いですが、カジノ初心者でも立ち寄りやすいフランクさがあります。

観光客だけでなく地元の人がフラッと立ち寄ってギャンブルを楽しんでフラッと帰って行きます。

半袖短パン、サンダル、サブバック背負った格好でしたが、特に何も言われませんでした。

バーや喫煙所も中にあります。

また、カジノで遊んでるとたまにスタッフがドリンクや軽食を無料で配りに来ます。

 

カジノでの遊び方

まず現金をカジノ用のチップに交換する必要があります。

ゲームのテーブルにいるディーラーか、カウンターのスタッフに言えばチェンジしてくれます。

出るときは「CASINO CASHIER」って書いてある窓口でチップを渡せば現金に戻してくれます。

地元の人なんかは、常時いくつかチップを財布に入れておいて、カジノに来たときにさっと取り出せるようにしているみたいです。

こういうギャンブルが日常に溶け込んでる感がとても良いですね。

 

マカオといえば・・・

「大小(だいさい、だいすう)」ですよね!

これをやっておかないとマカオのカジノに来た意味がない。

 

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↑こんな感じの表がテーブルに置かれてます。

(自分でつくった画像なんでちょっと歪んでます、すいません。)

ルールは極めて簡単です。

  • ディーラーが3つのサイコロをカップに入れて振る。
  • 出た目や合計値を予想して表の上にチップを置く。
  • カップを開けて予想が当たってたら最低2倍〜でチップが返ってくる。

 

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① 一番シンプルなか。

合計値が4〜10で「小」11〜17で「大」です。

配当は一番低く、2倍です。

② 3つのサイコロのうちどれか1つの目を当てるもの。

配当は2倍ですが、賭けた目が複数入ってると3倍、4倍となります。

③ 3つのサイコロのうちどれか2つの目を当てるもの。

配当5倍。

④ 合計値を当てるもの。

配当は最低6〜最高60倍

⑤ 3つのサイコロのうち2つのゾロ目を当てるもの。

配当11倍。

⑥ 3つのサイコロのゾロ目を当てるもの。

数字はなんでもよい。

配当30倍〜。

⑦ 数字を指定して3つのサイコロのゾロ目を当てるもの。

配当最高〜180倍。

 

配当や最低賭金額(ミニマムベット)は、テーブルによって違うっぽいです。

大小のミニマムベットはだいたい200HKD(約2,700円)か300HKD(約4,100円)でした。

 

僕は最初は30分くらいずっと観察してました。

みんながどんな感じで賭けるのか。

確率で考えれば、「大」「小」どちらになるかほとんど1/2なんで、バラバラに賭けるのかと思ってましたが、見ているとかなり偏りがあるんですよね。

そのときみんなが参考にしているのが、そのテーブルで今まで出た目の実績。

ディーラーの横の掲示板に過去10数回くらいにおける

  • 出た目
  • 大、小、ゾロ目どれだったか
  • 大、小、ゾロ目が出ている確率

が書いてあります。

 

<イメージ例>

643 大

466 大

135 小

236 大

351 小

大   65%

小   33%

ゾロ目 2%

 

これが面白くて、テーブルごとに明らかに傾向があるんですよ。

あるテーブルでは「大」ばっかり出ていて、たまに「小」が出る。

別のテーブルでは「大」「大」「小」「小」と続けて出る。

 

この傾向をよく見ながらみんなチップを置きます。

これは単純だけど面白そうだな・・・と思って僕も500HKDを5枚のチップにしてもらって、人がまだ少なくてこれから盛り上がりそうな感じのテーブルに参戦してみました。

傾向を見ると「大」がたくさん出ていて、直前に「小」が出ている。

じゃあ次は「大」かなって思い2枚チップを置いてみる。

するとつられて他の人も続々「大」に置き始める。

 

クールなディーラーが「No more bet.」という仕草をしてサイコロの入ったカップを開けると「大」。

4枚のチップが手元に返ってきました。

次は3枚を「大」に置いてみると、これも当たり。

6枚返ってくる。

その次はちょっと分からなかったんでパスし、様子を伺うと「小」。

これ賭けてたら負けてたなあとちょっと安心。

そんで「小」が出たんでじゃあ今度は「大」だろうと思うと「大」。

 

明らかに傾向があるテーブルだとこんな感じで読みが当たってきます。

しかし更に面白いのは、みんなの読みがどんどん当たって、次は絶対これだみたいに勝負に出た瞬間、絶妙なタイミングで「ゾロ目」が出ることです。

これは本当に絶妙です。

みんな「オーマイガッ」みたいな感じでテーブルを叩き、一気に熱狂が冷めてその場から離れていく。

 

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たまにもの凄い額を突っ込んでいる方なんかはこんな状況になります。

だから博打は恐ろしい・・・

 

ゾロ目になって誰も当たってなければテーブル上のチップは全部ディーラーが持っていきます。

やっぱりうまくできているシステムなんでしょうか?

 

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↑こういうことではないですよね?

 

僕は、盛り上がっていた3つくらいのテーブルを行き来しながら、3時間くらい、チップを増減させて粘り、最終的に500HKDから3,000HKDまで増えたところでストップしました。

傾向が分からないときや、ゾロ目がでそうだなあと嫌な予感がしたときは全部パス。

 

結果、差し引き2,500HKD(約35,000円)の勝ちです。

これで香港で買ったスマホ代分くらいはカバーできました!

 

 

大金じゃないですが、地味にとても嬉しいです、こういうの。

ビギナーズラックかもしれないですが、この旅で何かいいことがあるかもという気分になります。

 

その後、いい気分の中、コンビニで買ったビールを飲みながら、香港行きフェリー乗り場までフラフラ歩いて帰りました。