さて、超疲れた中国からキルギスへの陸路国境越え

 

↑これ

 

を何とか乗り越えてキルギスへやって来ました。

この旅も無事に中央アジア編に突入です。

 

<世界一周16か国目>

キルギス(Kyrgyz)

通貨:ソム

為替:100円 = 約62ソム(2017年5月)

こんにちは → サラン

ありがとう → ラフマット

 

中央アジアは旧ソ連圏なので英語はほとんど通じません。

公用語は基本的にロシア語。

でも最近の若い人は学校で英語も習うから、英語を話せる率が高いとか。

 

 

朝早くウイグルのカシュガルを出てオシュに到着したのは夜の23時過ぎ。

そもそもオシュまで辿り着けるか怪しかったので宿は予約してませんでしたが、とりあえず来てみたのがオシュゲストハウス。

事前に調べて唯一正確な住所をメモっておいたところ。

 

中央アジアのゲストハウスは、住宅地や団地の中など、どこもかなり分かりづらい場所にあって、飛び込みで探そうとするとかなり大変だと思います。

タクシードライバーはいい加減な野郎だったけどその辺の人に聞いたり宿に電話をかけたりして一生懸命場所を探してくれました。

夜遅かったですが、近くまで行くと宿のスタッフのおっちゃんが迎えに来てくれてて助かった。

 

まさに団地の一室って感じ。

ドミもベッドも狭いですが、まあ不便ではないです。

 

朝食もきっちりしてました。

とりあえずここに2泊することにしました。

 

ドミトリー1泊: 400ソム(約643円)

 

オーナーさんもスタッフもいい人で居心地良いところなんですが、宿が手配したツアーに参加している日本人の方との間で起こった勘違いトラブル?の仲介(というか通訳)を頼まれたり、ゲストハウスのWebサイトのリニューアルの相談をされたり、何故か半分くらい仕事してるような感じでした。

一体何やねん!笑

オーナーさんかなり忙しいようです。

WordPressでつくってる公式サイトに宿泊予約システムを入れたいようなので、その辺のプラグインに詳しい方がいれば相談にのってあげてください。

 

<現在地はここ>

オシュ(Osh)

気温:最高25〜30℃ 最低13〜18℃(2017年5月)

小さい街ですが、キルギスではビシュケクに次いで大きいらしい。

文字がキリル文字になり、人々の顔つきも変わり、またもや急に文化圏が変わったときのワクワクする感覚が沸き起こりました。

 

こんなジュース屋が道端のいたるところにあるのがキルギス。

 

1泊した後はオシュを散歩してのんびり1日を過ごしてみることに。

カシュガルから一緒に国境越えパーティを組んだユウトさんカホさん夫妻とフラフラ散歩に出かけます。

街の中心部の公園が遊園地っぽくなってて気になったので突入。

アイスクリームやハンバーガーを売ってる屋台、土産物屋、射的ゲーム、路上カラオケ、シェットコースター、観覧車・・・etc

ちょうど週末で、家族連れや子供達で賑わってます。

キルギスいきなりかなり楽しそうな雰囲気です。

 

この航空機模型とか旧ソ連圏っぽい雰囲気を出してます。

 

長くぶら下がってると賞金をもらえるゲームらしい。

 

キノコのお菓子がのってるケーキ。

中国と異なり、かなりヨーロッパの食文化が入ってきている感じがします。

 

バザールで売られていた大量の旧ソ連関係のバッジ。

レーニンの絵のやつが多いですね。

ビンテージものとかは高く売れることもあるらしいです。

 

街の中心部にあるスライマン・トーという山の入口に着きました。

一応世界遺産になっているようです。

 

入場料: 20ソム(約32円)

 

頂上からは街全体と、その先にそびえる高い山々を見渡すことができます。

街からすぐのところに雪をかぶった山脈が見えるのって新鮮な感じがします。

 

裏側から下山。

何かよく分からない洞窟博物館みたいなのがありました。

そしてこの後、気づいたんですが、ここ裏側から登るとたぶん入場料取られないっぽいです。笑

 

鉄柵がラクダのデザイン。

いいですねえ、シルクロード感があります。

 

モスクがあってアザーンが流れているので、イスラム圏に来たという実感が湧きます。

でも、キルギスの場合、何かこう、戒律的にもゆるーい感じがします。

 

「少し日本」というレストランがありました。

イタリア料理と日本食(主に寿司)を出す店のようです。

イタリア料理無くせば「かなり日本」になるんじゃないでしょうかね?

 

そんな感じでブラブラして宿に戻ると、共有スペースに僕の顔を見つめてくる若いキルギス人の子がいました。

そして突然、

日本人の方ですか?

とかなり流暢な日本語で尋ねられてびっくり。

 

彼はアジレット君という、オシュの大学で日本語を勉強している青年でした。

ハリーポッターというか、若い頃のダニエル・ラドクリフに似てるらしいです。

いや、間違いなく、相当似てますね。

特にメガネかけると。

実は、オシュ・ゲストハウスは日本人バックパッカーが結構泊まるため、ここに来れば日本人と日本語で会話できるかも、ということでしょっちゅう遊びに来ているようです。

最近オシュ・ゲストハウスに泊まったことがある方は、もしかして彼に会ってるかもしれませんね。

 

日本語への興味はやっぱりアニメや漫画からだったらしいですが、発音とかとても流暢で、語彙も凄くて驚愕です。

ていうか、おそらく大半の日本人が知らないであろうオシュのような街にも、普通に日本語を勉強している学生がいるんですね。

嬉しいですよこういうのは。

 

そんな彼が、オシュで一番美味いらしいラグマン屋に連れて行ってくれることに。

 

お店の名前が分からなかったのですが、オシュゲストハウスから街中心部の大通り(両替屋がたくさんあったり、長距離乗り合いタクシーの呼び込みしてるところ)へ歩いて行く途中にあります。

入口が階段上がった2階になってるところ。

 

中国のカシュガル以来のラグマン!

ウイグル自治区〜中央アジアの地域ではほとんどどこにでもある料理なんですが、これ美味いんですよ本当。

野菜や肉もたくさん入ってるし、ほぼ毎日のように食べてました。

そんでこのオシュで食べたやつは、ベスト3に入るくらいの美味しさじゃないでしょうか。

メニューまったく読めないですが、アジレット君がいろいろ訳してくれました。

 

お店の前で。

 

英語があまり通じない地域を旅するのは大変ですが、現地の人と仲良くなれるとぐっと難易度が下がります。

おすすめの場所へ連れて行ってもらえたり楽しい思い出もできます。

でもこういう素敵な出会いが頻繁にある訳じゃないので、そろそろカウチサーフィンとか使いたくなってきました。

 

 

そんなわけで、ドタバタの国境越えからどうなることかと思っていたキルギスでしたが、楽しい感じになってきました。

翌日から首都ビシュケクに移動し、ビザ取り+プチ沈没生活のスタートです。

 

つづく