ラオスを足早に縦断し、ルアンパバーンで少し休憩した後は、いよいよ中国です。

この旅2回目のチャイナ。

前回は、まだ旅慣れていない時期で言葉が通じないことでコミュニケーション難が多々あったり、日本から持ってきたiPhone SEをパクられたり、うまくいかないことが続き、ちょっとトラウマがある国ですが、今回はうまく攻略したいものです。

今後は、ラオスのルアンパバーンから国際バスで雲南省昆明まで行き、そこから鉄道で四川省の成都へ。成都周辺をブラブラしたらその後新疆ウイグル自治区のウルムチへ入り、カシュガルからキルギスへ抜ける、というルートをとります。

 

 

ルアンパバーンから昆明までの国際バス

ラオスは中国と陸路で接しており、国家間の関係も悪くないので、中国人観光客が大勢やってきます。

特にルアンパバーンなんかは、最近は中国人団体ツアー客だらけで、街にも中国語が溢れかえっています。

そんなこともあってか、ルアンパバーンと、中国側のラオス国境に割と近くにある大都市、昆明との間には、国際バスが走っています。

ちょっと高いですが、一気に抜けたかったのでこれを使うことにしました。

 

ラオス・ルアンパバーン → 中国・昆明までの国際バスチケット: 510,000キープ(約7,013円)

 

宿の隣のツアーデスクで手配しました。

ルアンパバーンって難しい字書きますね。

出発地はルアンパバーンの南バスターミナル。

デスクでもらったレシートをバスターミナルのチェックインカウンターでチケットと交換したんですが、380元(約6,202円)になってます。

1,000円近く手数料とられたみたいです。

朝7:00出発で、昆明まで24時間のスケジュールです。

 

久しぶりのでかい中華式スリーピングバス。

2段ベッド3列の構成で、横になれます。

ただしラオス側の道路は非常に悪く、振り落とされそうになるので気をつけてください。

乗客は当然ほぼ中国人ですが、僕以外に一人外国人が、ブラジル人ツーリストが乗ってました。

乗車するときに名前とか性別、パスポート番号を用紙に記入するんですが、漢字が読めないので大変そうでした。

 

車両ナンバーとか記録しておくとパーキングエリアとかで似たようなバスがたくさん停まってるときでも間違えないで済みます。

 

国境までは2回休憩がありました。

この辺りは中国に近いためか、中国語が書かれたホテルやお店がいたるところにあり、ラオス感があまりない。

ラオス人の客引きも中国語で話しかけてきます。

 

磨憨口岸から国境越え

12:30頃に国境に到着。

読みづらいですが、磨憨(モーハン)という国境です。

まず、荷物をバスに置いたままラオス側の出国オフィスへ行き、手続します。

ここは特に問題なし。

ちなみに、バスに乗っていた他の中国人観光客やブラジル人の方は、イミグレで出国手数料みたいなものを支払っていました。

僕は何も要求されなかったので、日本人は無料のようです。

 

その後、少し国境内を走り今度は全荷物を持って中国側の入国オフィスへ。

最初に中国公安による細かい荷物検査がありますが、パスポート見せたら、

サンキュー、通っていいよ。

って言われました。

検査する人にもよるかもしれませんが、日本のパスポートの信用度は凄いですね。

イミグレのカウンターでは、中国への入出国回数などを細かく見てましたが、何も質問されず無事通過。

ブラジル人の方は、かなり細かく質問・チェックされてて、別室行き。

 

中国側のイミグレの建物は、周辺国を威嚇するがごとく、だいたいでかくて立派です。

 

イミグレ抜けた時点で13:30くらい。

すぐ先にあったバスターミナルで停車し、1時間の昼ごはん休憩。

ブラジル人は待ってても来ないのでバスが先に行っちゃいました。

 

ブラジル人の身を心配しつつ、久しぶりの中華飯です。

やっぱさりげない食堂の飯が超うまい。

10元(約163円)くらい。

 

その後通り沿いでブラブラしてたら30分くらいしてブラジル人の彼が徒歩でやって来ました。

別室で何回も中国での滞在予定期間や、今までの入国回数を聞かれたとのこと。

しかもあいつら英語あんまり通じないから参ったぜ!

とにかく無事で良かったです。

 

中国に入ってからのハイウェイはよく舗装されていました。

建物も大きいし、資金力の圧倒的な差を感じます。

やっぱお金がある国なんですよね。

そんなに揺れないので爆睡です。

途中、2時間おきくらいにトイレ休憩があった気がします。

 

 

雲南省の省都・昆明へ

 

翌朝6:30くらいに昆明のどこかに到着。

 

調べると

南バスターミナルってとこのようです。

バスから降りるとタクシードライバーが客引きしてくるも、当然何言ってるか分からない。

 

でもすぐ側にMRTが通ってたので安心しました。

中国の都市部は公共交通網が整備されているので、移動しやすいのがとても便利だと思います。

これで予約してる宿まで行きます。

KunMing High Above Youth Hostel(昆明云端端青年旅舎)

中国では英語はほぼ通じないので、目当ての宿の名前と住所を、中国語で必ず控えておくよう似することが重要です。

 

この宿は地下鉄駅近くの、こんな高級マンション街の中にあります。

入場ゲートでまずチェック、ビル玄関で宿に電話してドア開けてもらう、とかなりセキュリティがしっかりしてます。

 

中庭が超豪華。

お金持ちが住んでるエリアみたいです。

うっかり宿の内部撮る忘れましたが、凄く綺麗でした。

Booking.comから予約可能です。

 

昆明市内をちょっと散歩

 

<現在地はここ>

昆明(Kunming)

気温:最高20〜25℃ 最低12〜15℃(2017年4月)

高地にありますが、年中穏やかで春のような気候の街らしいです。

確かに朝晩涼しく、日中は暖かく、めっちゃちょうど良い気温。

 

1泊してすぐ移動するんですが、ちょっと街歩きしてみました。

 

昆明市で最も栄えてるっぽい、東風広場のちょっと西側のエリア。

MRTでさくっと来ることができます。

さすが超都会です。

そんでやたら綺麗!

僕の中のイメージの中国って、もっと汚くてそこら中にゴミが落ちてた気がするんですが・・・

 

何かお洒落ですよね。

気候も穏やかだし、歩いてるだけでも結構楽しいですここ。

 

歴史的な街並みを再現して、ブランドショップとかが入ってます。

レストランやカフェもたくさんあります。

 

献血キャンペーンです。

こういうの見ると日本と何ら変わらないですね。

 

そして中国の都市部に行くと、たいていこういうレンタル自転車の仕組みが導入されていることに驚きます。

中国人観光客の方とかはみんなこれ使って街中をサイクリングしてます。

 

アプリを使ってQRコード読み込んで簡単に使用できるようです。

ただ、こういうサービスって、おそらく中国の銀行口座持ってて、WechatPayとかAliPayが使えないと登録できなかったはず。

あんまり細かく調べてないですが、外国人でも気軽にこういうサービスが使えるようになると、中国旅行のハードルがぐっと下がる気がします。

 

 

さて、そんな感じで、これから寝台列車で今回の中国旅のメイン、成都へ向かうわけですが、その前に是非入手しておきたいのが中国のSIMカード。

外国人にとっては購入手続が複雑で、しかも言葉が通じないのでインドよりもハードルが高いと思われます。

次回は、そんな中国のSIMカードをここ昆明で見事ゲットできたので、そのときのお話をまとめてみます。